報恩講 参拝者  倍増計画 悪戦苦闘記  第2弾   2012.11

 数え歳で60歳。すなわち、還暦となってようやく気が付き、ようやく取り組んだ「報恩講参拝者 倍増計画」の2年目。
昨年は、例年の30数人から目標の倍増は成ったものの、その後、何もしなければ、元に戻るどころか、2年前より減少することは明白だ。 まさしく 「下りのエスカレター」に乗っているようなもの。立ち止まっていれば、後退するのみ。 歩いていても、かろうじて現状維持か、微減、微減を繰り返し、限りなくゼロに近づくのみ。 ならば、「下りのエスカレーター」を、がむしゃらに駆け上がるしかない。 

 昨年、寺報での案内のほかに、DM作戦(ダイレクトメール)で、
 @、帰敬式を受式した方
 A、縁あって、新たに真宗門徒になった方 (いわゆる新檀家)
 B、寺報の、『私も正信偈を読んでます』のインタビューの応じてくださった方
 C、勤めのある同朋会員(メーンの報恩講が平日なので、初夜勤行と法話の誘い)

 ここまでは、昨年書いた。
実際は、もう少し多く…、
 D、8月に新盆を迎えた方
 E、寺の両隣の家
 に、それぞれ文面を変えて封書で郵送した。

【 DM作戦 第2弾 】・・・・・・今年は6種類 130通
 今年は、それに加えて、
 F、寺から半径100m以内の門徒さん
 
DMを差し上げた。 もちろん、ピンポイントで個人名でだ。その方たちの舅、姑さんたちは、ついこの前までお参りしてくださって、その後が途絶えたままになっている方々だ。 もちろん、月参りに行って、口頭でのお誘いは2ヵ月前からだ。
 お誘いをする話の中で意外だったのが、「何かきっかけがないと、お寺のそばに居ながら、一生お参りする機会はないよねと、お隣の奥さんと話していました」ということを聞いたことだった。いままで「きっかけ」がなかったのだ。

【 メリハリ作戦 】
 寺報の発行は年6回。それは寺の6回の年間行事の案内を兼ねているから6回となっている。修正会(1月)、春彼岸会(3月)、法中講(5月)、盆参会(8月)、秋彼岸会(9月)、報恩講(11月)。ほとんどの行事に参加する方は確かにいらっしゃるが、いきなり全部というのは無理というもの。
 そこで、DMには、ほかの行事には来なくてもいいと書いた。慣れてくれば他の行事にもきてくれるだろう。メリハリを利かした心理作戦だ。

【 結果は?】
 昨年、目標である倍増の、70人を超えた。 
今年は、お勝手衆を含め総数80名を超え、前日のお初夜だけしか来れなかった参拝者も含めると、90名を超えた。
 この30年間、「前住職の法事」、「落慶法要」、「結婚披露」で、出席者はほぼ90人前後だった。ならば、90人がMAXかというと、実はそうではない。
 それらの参加者は「家の代表1名」であるのに対し、「報恩講」は、家の代表1名ということはありえないからだ。坊守の実家の寺(石川県)では、村の門徒戸数より報恩講のお参り人数が多い。しかも、村の半数以上はほかの寺の檀家だ。
 そう、「檀家戸数」ではなく、「真宗門徒数」でいえば、90人がMAXではない。昨年、夫婦連れの参拝者が6組あった。(これは新記録) 嫁姑もあり、親子連れもあった。 今年は70歳後半のおばあちゃんと30歳の孫という組み合わせもあった。

     住職の試みは続く・・・