特集 T
「 寺 報 」を 考 え る

寺報の表紙を飾る木版画 ・ 「谷内正遠 ギャラリー」へ

 同朋の会推進員 ・ 町同朋会    関 根 豊 平 さん
      同      ・ 青壮年部   米 持 一 夫 さん
      同      ・ 南無の会   小日向敏則 さん
      同      ・ 南無の会   山 田 泰 介 さん
      聞 き 手   等 運 寺   住 職
                        

【住職】  寺報『報恩』が、発行100号を迎えることになりました。何回も寺報づくりに協力くださった同朋会推進員の皆さんに、寺報へのご意見と、感想を伺いたいと思います。

身近なコラム

【関根】 「真宗ミニ知識」のように、仏事を簡単に書いてもらうと、目にとまりやすい。
【山田】 コラムの「徒然抄」は住職が好きなように書いてくれと言ってるわけだから、読む方も肩がこらなくてよい。
【小日向】 コラムは「南無の会」の会員が、全く違った視点からそれぞれ感じた事を書いている。お袋も必ず読んでいる。
【山田】 前号の「御香典」の「御」をつける、つけないということも、意外なことだった。
【小日向】 そうそう。この間「御」をつけないで香典を持って行ったら、他の人のはみんな「御」がついていた(笑)。
【山田】 偉い人から言葉で言われても、短い文章で書いてあると違う。たとえ、その次から香典に「御」をつけないかといったら実際わからないけれども、寺報に書いてあると違うもの。


やさしい文章で

【関根】 (講義を)聞いた時、うんと思っても、実際残ってない。
【米持】 難しい仏教用語が使ってあったら、わからない。
【関根】 だから、寺報は今のままでいいと思う。
【小日向】 偉い人の文章だと、難しく、深すぎてわからないということが多分にある。
【山田】 住職の試行錯誤の結果、この形となったのだと思う。非常に見やすい。
【米持】 バランスもいいしね。
【山田】 普通なら、だんだん難しく専門的になってくるんでしょうけど、逆にやさしくなっている。歩みとしてはすごくいいような気がします。
【米持】 4頁全部が、仏法の話だったら、読む人がいなくなっちゃうかもね。
【山田】 辞典つくってるんじゃないですから、諸橋轍次の様に。
【小日向】 何回も何回も聞いてることだけども、それじゃどうだといわれると、ふっとつまってしまうことがある。それをちょっとした文章の中であらためさせていだだくという形ですからね。
【関根】 これからは写真がもっと載るのですか?
【住職】 会員の持っているハイテク機器をつかわせていただこうと思ってます。
【関根】 そうすれば、仏器のおみがき、墓掃除、草刈り、本堂のすすはらいなど、同朋会員の奉仕の姿など、もっと理解と協力を得られると思う。
気軽に投稿を

【住職】 小日向さんも、コラムを1年間担当されていた時は、大変だったでしょう。「南無の会」会員にお願いして、もう6人()目になりますが。
【小日向】 最初は大変だったけど、題材集めにハサミを持つのがクセになり、新聞の切り抜きで一杯になった。
【山田】 私も、1年間の連載というなかで、だんだんと素直に考えが出て来たような気がした。
【住職】 蓮如上人は、単に聞法するだけではなく、聞いたことを確めあうための「談合をせよ」とおっしゃった。
【米持】 話したり書いてみるというのは大事。それなりに勉強しなければならんわけですから。
【小日向】 自分でも何とかできたんだから、他の方も、気軽に投稿して欲しい。
【関根】 とにかく、皆さんが励んでくださることはいいことなんです。よそから来る人はわかるらしい。「等運寺さんって、なかなか活気があって、活(い)きた寺だね」と言った人がいた。
【米持】 「活きた寺」ね。
【関根】 お寺さんだって、サビ腐って、死んでるような寺はダメだ。何んとなく活力があるかないかわかるっていう。一人ひとりが心がけているから、何につけてもパッと集まってくれる。
 【住職】 ありがたいことです。
【関根】 墓掃除にしろ、おみがき、大掃除、障子張り。人を雇ってすれば簡単なことだが、それと意味が全然違う。
【山田】 違いますね。
【関根】 若い人がお寺に寄らないところがあるでしょ。それではダメだ。
【山田】 葬式仏教。死んでからのお寺さまだと思っている。
【関根】 集まって話し合うことが大事。要するに僧伽(サンガ)をつくるということだ。5ヵ所の伝道掲示板も、毎月心待ちにしている人がいます。
【住職】 対象が不特定多数で、むしろ寺報より広範囲ですね。ご意見ありがとうございました。



(この後、延々と伝道掲示板や同朋会のあり方にまで話が及びましたが、紙面の都合上対談をすべて収録できませんでした。割愛させていただきます)
             (2000年4月収録、文責住職)

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