特集 W
  「女性だけの真宗本廟奉仕団」反省会
 
2004年5月28日〜31日
一人の同朋会推進員の熱意によって、初めて「女性だけの真宗本廟奉仕団」が実現し
10人で行ってまいりました。(当然、住職は留守番でしたが)
ついでに、教導さんと補導さんも、できたら女性をと希望していたところ
研修部でそのように取り計らってくれました。 ラッキーでした。

発起人・引率責任者・反省会進行役も、すべて同朋会推進員がつとめ、同行した坊守などは
まさしく「連れて行ってもらっただけ」でした。

今回、推進員に何をしてもらうのかではなく、
住職が、推進員の熱意にどうこたえるか、どんなお手伝いが出来るのかということが大事だと教えられました。
「推進員」になって、何をしたらいいかわからない。活動の場がないなどの声をよく聞きます。
もっと自由な発想で…、お役に立てることがあればお手伝いさせていただきます。
ご意見とご相談をお待ちしています。

一週間後に、食事とビールを飲みながら、奉仕団の感想をうかがいました。




 山田恵美子さん(みのりの会・推進員)  関森チイさん (みのりの会)
 滝沢 貞さん  (  同   ・ 同 )  丸山照子さん(みのりの会・推進員)
 瀧澤ノリさん   (みのりの会)         金子節子さん (みのりの会)
 瀧澤孝子さん  (  同    )  小日向史子さん(みのりの会・推進員)
 関 真佐子さん (  同    )  塚本祐紀恵 (坊守)
                        
【恵美子】本廟奉仕団に行く前の気持ちは?

【節子】不安が半分、よしという気持ちも半分だった。

【史子】仕事や人間関係で悩んでいるときだった。奉仕団に行って変われるかもしれないと思った。帰ったら高校生の子供から「お母さん、心がきれいになって帰ってきたんか?」と言われて、ドキッとした。
 おじいちゃんからも、「オレが行けない代わりに行ってきてくれて、大ご苦労だった」と言ってくれた。
   【お内仏のお給仕の研修】          【法名をいただいて感激】

【眞佐子】山田さんが、一緒に行かないって言った時、行きますといって一番に手を上げた。行く前は、何を聞かれるのか、何かしゃべらないといけないのかと心配だったけど、お寺の奥さんが大丈夫ですよとおっしゃってくれた。

【関森】檀家じゃないから、いいんだろうかと、そればっかり心配していた。でもこんなチャンスをいただいて本当に幸せだった。

【孝子】行ってきて本当によかった。帰敬式のとき涙が止めどもなく出て感激。まだ奥が深いから、やっと入り口に立ったんだなという感じ。行ったことのある夫が、文句なしに絶対行った方がいいという後押しがあったのがありがたかった。

【照子】息子も行った方がいいと言ってくれた。母が同朋会推進員で何かにつけ出かけたし、誰からも好かれるような性格で、最後まで「母ちゃん、ありがたかった、幸せだった」と言って亡くなった。父も同じだった。
 私も両親みたいな気持ちで一生過ごせたらと思った。帰敬式のときに、両親と亡くなった夫のことが頭をかけめぐり、涙が止まらなかっ
た。この感動を忘れたくない。

【ノリ】皆さんに迷惑を掛けるのではないかと心配した。帰ってすぐにお内仏に報告した。毎日、経験したことを忘れないで一人でがんばりたいと思う。

【貞】前に行く機会があったけど、家の事情で行けなくて、心残りだった。娘に連れて行ってもらって感激した。帰敬式は、さすがに体がかたくなってしまった。「嫌わず、選ばず、見捨てず」という言葉を教えてもらった。この三つを守っていれば丸くなれるかな。

【恵美子】帰敬式の感激、正体がつかめないところがある。推進員になった時と、違う感動がある。2回目の上山のときに、母が「いいねえ、おまえばっかり」と言われた。だから母の足が丈夫なうちに上山すると去年から宣言していた。

【恵美子】奉仕団の日程、どうでした?

【照子】もっと大変だと思っていた。

【関森】毎日毎日、掃除ばっかりだと…。

【眞佐子】お経もビッシリと…。

【節子】午前中はお経を読んで、午後に奉仕をするもんだと思っていた。お仏飯をお経の前にあげていたんだけど、後が正式だったとは、びっくり。

【御影堂門の清掃奉仕。
  ここはめったに上がれない】



【史子】お内仏の中も、毎日見ているようで見ていない。主人に言ったら、「そうだよな。仏具はオレが磨いているんだから」と言われてしまった。

【恵美子】
本当にわからないことがいっぱいある。以前はいらないものがいっぱい入っていた。皆さん一応していらっしゃるんだろうけど、「お内仏のお給仕」を日程に組み込んだ。

【全員】よかったよね

【貞】あんまり敷地と建物が広くて、スリッパだけでもあれだけ歩くんだもんね。

【照子】1日に4〇〇〇歩だった。

【恵美子】だから歩けるうちにと。

【ノリ】もう精一杯、これが最後かも

【全員】そんなことはない。

【節子】3日間いるうちに、朝の勤行に始まる生活が、だんだん体の一部分になってきたみたい

【眞佐子】1日、時間が経つのが早かった。テレビも見ないし。

【史子】5時になったら夕飯で、あとは何もないからしっかり食べた。

【眞佐子】
最初にみんなでお正信偈をよんだ時、感激したよね。上手なフリして声高らかにさ。

【照子】9時くらいまで研修してもおなかがすかなかった。夜の時間もたいくつしなかった。

【恵美子】補導さんもしょっちゅう部屋をのぞいてくれたよね。

【史子】女性の新入職員、うちの息子と同じくらいの年齢だった。アグラかいてタバコぷかぷかで、言うこともすごかった。

  【座談会も和気あいあいでした】

【照子】行った晩の『佐渡おけさ』は…

【史子】だって、彼女が教えてくれっていうから…。

【恵美子】本山に行って『佐渡おけさ』や『浜おけさ』踊るなんて(大笑い)

【眞佐子】食事当番のとき、隣の部屋の人から、「だいぶにぎやかでしたね、『佐渡おけさ』を今夜習いに行きます」と言われた。

【関森】隣の人は同朋会推進員なの? 私たちのグループはしっかりしてたのに、あの人たちのトイレのスリッパは、「もにゃもにゃ」になってた。

【節子】『坊守』なんて言葉初めて聞きました。

【恵美子】お寺の奥さんや、お年寄り、息子さんの呼び方を知ると、親しみやすい。そういうところからお寺が身近に感じてくると、会話もかわってくるし、話を聞かせてもらう機会も増えてくるよね。

【恵美子】帰敬式を受ける前と後で違わなかった?

【史子】気持ちが全然違って帰ってきたんじゃないですか? いままで悩んでいたのは何だったのかなって

【ノリ】式の時、後ろの人はわかったでしょう?

【貞】そうそう、背筋がピーンと伸びてた。

【眞佐子】名前を忘れたけど、偉い人からしてもらった。髪のスレスレのところを、こうしてこうして、それこそ剃刀を使うようにして、丁寧にしてもらった。

【ノリ】法名をもらったのは卒業式じゃなくて入学式だといわれた。

【恵美子】
法名をもらって、涙を流さなかった人は一人もいないんじゃない?

【照子】あの感激は何だったんだんだろう?

【恵美子】皆さん、思いをいっぱい抱えていたんだよね。

【史子】あの教導さん、私と同い年の頃に未亡人になったっていうから、私も考えなっくっちゃ。

【関森】関さんが若いときに旦那さんを亡くされた話を聞いて、いずれお浄土で会えるんだなあと思った。だから、たまに旦那と衝突すると、勿体無い、衝突なんかしていられないと思った。

【恵美子】だから、関森さんがすごいんだよ。昔、お父さん好きだったけど、今なんか嫌いだと。だから、関さんの言葉が一段と感じるよね。

【眞佐子】自分の体がだんだん重くなるころに、旦那がわがままになるから。

【関森】昔は愛していたんだけどね。嫁さんが作ったギョーザが熱すぎたとかいって、このバチあたりと思ったけど、本山から帰ってから、あんまり言わないようにした。

 缶ビールが乱立する反省会。 3、4人一緒にしゃべるから記録が大変
  
【史子】高三の子供がおなかの中にいた時、主人が会社でケガをして、「覚悟をしてください」と言われた。もしそうなっていたら、今どういう生活をしていたのかと考えるときがある。

【恵美子】でも、後悔するってのは大事なこと。いい事ってのは後悔しないじゃない。

【史子】それを気づかせてくれる場所なんだよね。

【恵美子】渡辺先生の話をどう聞きました?

【照子】先生はお寺の生れだと思っていたが、そうではなくて、自分の意志でこの道に入ったと聞いてびっくり。

【恵美子】「俗」と離れて、一日中お経をあげている生活を目指したんだけど、真宗は別だったと…。

【照子】自分の子供の頃に描いていた仏の道と現実とのギャップがすごいということを何回も言っていた。

【史子】「あの世とこの世はありません」とか、「バチは当りません」とか。

【眞佐子】
「門徒もの知らず」とは、そういう意味じゃない。他の宗教がそういっても、そういう迷信は知らなくっていいんだとも。

【恵美子】でも教導さん方もみんな女性だったから、こんなぶっちゃけた話はしなかったよね。
【ノリ】あの人が一番自分の話をしてくれた。

【照子】最近になく、偉い人にお会いしたって感じがある。

【祐紀恵】持ってきた思いと、見聞きしたことを無理して持ち帰ろうとしないで、みんな置いていってくださいと言われていた。

【節子】その一言で楽になった。

【孝子】帰るときに、みんな並んで見送ってくれてうれしかった。先生が最後まで手を振ってくれていた。

【ノリ】お風呂で貞さんの感話を聞いて涙が出たという方がいた。

【貞】ちょうどその日が、主人のまる3年の祥月命日だったから。

【ノリ】それでいて感想文が書けないんだから…。

【貞】漢字がわからなかった。だから、ひらがなばっかりの感想文だった。行きたいけど、もう行けないかも。

【恵美子】友達同士でも、スケジュールを調整してお寺に相談すれば、いつでも行けますよ。

           (記録するのに疲れたので、もうやめた。ビール飲も…。 住 )

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