「伝道掲示」集
                                            【伝道掲示87

生かさるる 命とうとし 今朝の春

 

 

他人には嘘をついても

自分には嘘をつけんということがある (安田理深)

 

説くときは見ずに画き聞くときは石に刻む(金子大栄)

 

楽しみでどんなにごまかしても

ごまかし切れないこの身が残る

 

何もかも我一人のためなりけり

今日一日の命とうとし

 

 

人生には行き詰まりや

絶望ということはある筈はないのだが

ときにつまづくのはなぜ?

 

 

現代人の不幸は

大自然の中にありながら生命感を失ったこと

 

よくしてもらっていることが少しでもわかったら

まわりにお返しすることに喜びがある筈ずである

凡夫だからということは保身のため弁解だ

 

一人よがりで うわべだけで

自分の都合だけで生きているのが人間の性(さが)

 

 

素直になれ

謙遜(けんそん)も 度が過ぎれば高慢になる

 

み仏は 衆生の苦悩のあるところにやどり給う

 

仰いで大悲の仏恩を思い 

伏して業縁の深きを見る

 

体が心についていけない

心が体についていけない

 

 

寂しいなあ 有り難いなあ

ようこそようこそ 南無阿弥陀仏(前川松五郎)

 

 

遠い祖先からいただいたこの命わが人生

 

 

生かされて生きる それがわからぬと素直になれぬ

 

人間には

ありがとうと言える素直な人間になる能力と

使命がある筈である

 

 


みほとけは したいまつりて み名よべば

つつみていますわが命(讃歌)

 

誰も自分を悪人と思っていない

 仏教をよく聞くと 悪人とは自分のことだと気づく

 

何の不足で他人をうらむか

 人間をいただかせてもらったことを忘れているのことよ

(浅原才一)

 

どこからか雲が出てきて秋の風

 

私のいのちでも

私の自由にできないもっと広くもっと深い

 

不幸 災難 色々のご縁に遇って

自分のうぬぼれに気づかせていただくのです

 

仏を覚者という 人間の在り方に目が覚めたお方のこと

 

恵まれすぎて人生をつまづいた人もあり

 逆境から立ち上がった人もあり

 

迷っている霊魂があるわけではない

 迷っている人間がいるだけである

 

 

念仏は人生の力である

 

 

成仏は身にあり 往生は心にあり

 

 

人間 災難に遇って 心の問題が大事だとわかる

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