「伝道掲示」集
                                             【伝道掲示89

花の陰 あかの他人花仮けり(一茶)

 

去年今年 毒蛇悪龍 無慚無愧(戸次義一)

 

床下の草も首まげ日を拝み(白野チエ)

 

煩悩さま

いのち終わるまで一緒に暮らし

いずれ別れる煩悩なれば今は大事に見守ります(榎本栄一)

 

よく見られようと努力する人は

苦労ばかり多くあまりよく見られない

 

人はみな 願わざるに病み

望まざるに老い 思はざるに死ぬ

 

風ふいて せんたくものが手をつなぐ(小学生)

 

食うねるあそぶ ただそれだけか

 

何もかも満ちたりた世に

心ひとつだけが不足をいう(白野チヱ)

 

道に迷ったら立ち止まって

道を知っている人に尋ねるのが一番

 

そのうちにとおもっていると日はすぐ暮れてしまう

 

庭のバラ誰が見ても見なくても

業の分限を知って明るく美しく咲いている

 

悪いことも良いこともこれまでも今もこれからもすべて無駄なものなし

 

一寸先見えぬ真っ暗闇の世だ

仏の御声を頼りに歩こうこれからも(白野チヱ)

 

気がついて見たら

老いも若きも善人も悪人も

生き生きと柔らかくあたたかいいのちに包まれていた
                     (鈴木章子)


 

仏道とは死を問として

それに答えるに足る生を尋ねる道だ(金子大栄)


宗祖は自分を「底下の凡愚」といっておられる
    すると私等はまだまだ
   かけだしの青二才というべきか(本多磐男)

 

あなとうと 不可思議光のこのいのち

八十路の旅を 欣喜雀躍  (平沢 興)

 

拝むとは 生かされている不思議に驚き

これに眼が覚め

感謝の心で万物に手を合わせることである(平沢 興)

 

 

孝行をしたい時分に親はなし

 

炎天の蟻の歩みの休息なし

 

亡き友と語らんとして言葉なし

み名を称えて問いつ答えつ

 

正信とは自分の迷いを知ることである


 

眼を開かせるひとつの言葉にめぐりあおう

 

涼風や仏まかせのわが身かな

 

み仏を呼ぶわが声はみ仏のわれを呼びますみ声なりけり

 

孤独は山になく 街にあり

 

目に見えぬ 空気の恩も忘れずに(白野チヱ)

 

日いでて夜は明ける夜明けて日出ずるにあらず(御一代記聞記)


 

今日もよし明日もまたよし

よしよしよしと送る一日(平沢 興)


 

ゴミ箱とお仏壇をみるとその家風がわかる

 

流れゆく大根の葉の速さかな

 

あせるなくさるないばるなおこるなまけるな(吉原芳仙)

 
 

火の車つくる大工はなけれども己がつくりて己が乗りゆく(蓮如上人)

 

寒いねと言えば寒いねと答える人のある暖かさ 

 

人間は生きてきたようにしか死ねない

  

上手な言葉よりも その人の人間性がものを言う

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